酒が道ヅレひとり旅

旅先での愉しみは酒と食、温泉があればなお良し。

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海里に乗車し酒田へ、秋田では郷土料理と地酒<東北の温泉めざして4泊5日のひとり旅-2>

2020年1月に正月休みを利用して東北へ旅をした時の記録です。

主に利用した切符は北海道&東日本パス。

2日目は新潟から秋田まで移動しました。

▼1日目の記事はこちらです。

旅の日程
【1日目】東京駅→高崎駅→水上駅→越後湯沢駅→長岡駅→新潟駅→「新潟ターミナルホテル」宿泊
【2日目】新潟駅→酒田駅→秋田駅→「ホテルアルファーワン秋田」宿泊
【3日目】秋田駅→弘前駅→青森駅→「酸ヶ湯温泉旅館」宿泊
【4日目】酸ヶ湯温泉旅館→青森駅→八戸駅→盛岡駅→花巻駅→「大沢温泉」宿泊
【5日目】大沢温泉→花巻駅→一ノ関駅→小牛田駅→仙台駅→福島駅→郡山駅→東京駅

 

新潟駅発10:12~酒田駅着12:44

観光列車「海里」に乗車

新潟駅からまずは酒田駅まで移動します。

新潟駅で駅弁とお酒を買い、9:30からオープンしているぽんしゅ館で急ぎ利き酒タイム。

ホームまでの移動時間があるのでモタモタとしていられません。

前身「きらきらうえつ」に代わり、2019年10月より運行開始となった「海里」に乗車しました。

新潟駅10:12に発車し、終点の酒田駅には12:44到着予定です。

1号車はリクライニングシート30席の車両

2号車は全席4人掛けのコンパートメントシートの車両

1人乗車の私、4人掛けのコンパートメントシートの席でした…

えきねっとから事前予約をしていたのですが、事前だと座席は選べず窓側か通路側かを選びます。

海側の窓側席が取れた時は喜んでいたのですが、よくよく調べると4人掛けの席だなんて…

誰もいなければシメたものですが、この時期は満席のようでした。

案の定、座席にはすでに3人の家族連れと思しき方々が…

お子さんは中学生くらいかしら。当然、お酒は飲めないわよね。

しかも私はちゃっかり進行方向の窓側なわけで、お隣はお父さんらしき方だし。

うーむ、気まずい…

とりあえず、ビールとぽんしゅ館で購入していたフィナンシェで軽く朝食。

と、おもむろにお母さんらしき方が「村上駅からは別の席に移動するんですよ」と。

どうやら4人家族で旅をしていて、2人がいる別のコンパートメントシートに途中駅から合流できるそうで。

あれ?では私のお隣に座っているオジさまって...

お父さんではなく私と同じくひとり旅の方でした。

気まずさ解消。

ビールが無くなったので売店のある車両に行ってみます。

ドリンクやおつまみのメニュー。

お昼用のお弁当は新潟駅で購入していました。

月山ワインをいただきます。

売店のある車両はスペースがあるので、少しの間こちらで立ち飲みしていました。

お腹が空いてきたので、そろそろお弁当を食べることにします。

席に戻るとお2人は移動したようで、その後も人は乗ってこなかったので私と同じくひとり旅のオジさまと二人で広々と利用していました。

新潟駅で購入していた鶴齢をいただきつつ、お弁当を広げます。

うわー、美味しそう!とさっそく箸を付けます。

うん、美味しい。日本酒飲みながら景色を見つつ美味しいものを食べて幸せー。

オジさまはまだお腹が空いていないからと、私は一人でモクモクと。

1/3ほどお弁当を食べ進めていて、私はとんでもないことに気付きました。

新潟駅で購入していたお弁当はこんなのだったかしら!?

そういえばこのお弁当って、海里乗車時に予約して受け取るお弁当に似ているような…

私はお米の量が多いからと止めておいた記憶が…

あろうことか、私はオジさまが購入していたお弁当を食べていました。。。

ビニール袋に入ったお弁当が隣に置いてあったので、何の疑いもなく広げて食べていて、気付くのが遅すぎなのです。

オジさまに平謝り。

私が購入していたお弁当を食べていただきました。

「切符とセットだったお弁当なので何でもいいんですよ、このお弁当美味しいですよ」と優しいお言葉。

鮭がたっぷりで、こちらも美味しそうではあるのですよ。

ただ、値段の差がありすぎるような…

せめてものお詫びにと、山城屋をご馳走させていただきました。

ついでに私もいただきます。

日本酒がお好きな方で良かったです。

酒田駅では山居倉庫へ

予定通りの時刻に、終点である酒田駅に到着しました。

次の電車まで時間があったので山居倉庫へ行くことにしていました。

事前に酒が飲める場所があることはチェック済。

行先は違うけど、オジさまも次の電車まで時間があるようなのでご一緒することにしました。

駅からバスもあるようですが、ちょうどいい時間帯のバスがなかったので歩いて向かいます。

酒田駅から歩いて20分ちょいくらいでしょうか。

米どころ庄内のシンボルである山居倉庫は、1893年に建てられた米保管倉庫でした。

2022年には米倉庫としての役割を終えています。

その一角にあるお土産処屋でも日本酒が飲めます。

むろん、事前の下調べで私の目的はこちら。

さきほど日本酒をご馳走になったからと、オジさまにゴチ返しされました。

酒田駅発14:41~秋田駅着16:04

酒田駅からは14:41発車の特急いなほでワープし、秋田駅まで行きます。

電車に乗り込んだ所でものすごい雨になりました。

危なかったわー。

酒田駅に戻りお互いに良き酒旅をと、オジさまとお別れ。

いつのまにか購入していた、上喜元カップとスイーツまでいただいてしまいました。

ありがとうございました。

秋田駅に近づくにつれ雨は止み、晴れ間が見えてきました。

秋田駅には16:04に到着です。

雨上がり、遠くに見える山並みが綺麗でした。

秋田料理「ちゃわん屋」で夜飲み

秋田駅でも駅近のビジネスホテルに宿泊します。

先にチェックインして荷物を置き、飲みに繰り出しました。

事前に秋田の郷土料理が食べられそうなお店をいくつか調べておき、ホテルから予約の連絡をいれておきます。

ホテルからは徒歩15分ほど、少し離れていました。

結構急な階段です、酒飲んだ後に踏み外さないように気を付けよう。

店内には著名人のサインが飾られていました。

なかなか良さげな雰囲気のお店です。

カウンター席に案内されました。目の前の壁にかかっているメニューも渋めの雰囲気を醸し出しています。

鍋が一人前から頼めるのは、おひとり様にはありがたい。

うわー、なんか色々と食べたい!

お通しは豆腐のとんぶり乗せでした。プチプチ食感がたまりません。

生じゅんさいはツルンと。

ハタハタの塩焼きは卵がたっぷり入っていました。プチプチとしていて少しヌメリがあります。このヌメリは冷凍すると無くなるとのこと。

揚げたて白子の天ぷらもいただきます。秋田では「だだみ」と呼ばれているらしい。

カリとろで美味しい、日本酒が進みます。

海藻ぎばさは粘りが強く食感がシャキシャキしています。

ホント、すごい粘り!

秋田の食材と日本酒をチビチビとやっていると、きりたんぽ鍋が出来上がりました。

だまっこ鍋も気になりましたが、秋田に来たら絶対にきりたんぽ鍋を食べるのだと決めていましたもので。お出汁もうまい!

もちろん秋田の地酒も取り揃えてあります。

料理はもちろんのこと、温もりのある店内にスタッフの方の対応も居心地が良いお店でした。1時間半ほどでしたが、秋田の食と酒を満喫できました。

また行きたいお店です。

akitaryori-tyawanya.com

「あきたくらす」で〆飲み

ホテルに戻る前に、秋田駅へ。

秋田駅ビルの2階に入っている土産処の一角にある立ち飲みバーです。

開いててよかった。

秋田美人のビールと、新政のしぼりたて生をいただきホテルに戻りました。

「ホテルアルファーワン秋田」に宿泊

秋田駅からは迷いようがないくらいの立地の良さ。景色も悪くないです。

素泊まりで4,000円でした。

冷蔵庫にポット、ティーパック類。

アメニティの種類も豊富でした。

1階には居酒屋が入っています。ホテルの朝食バイキングもこちらだったようです。

地酒もありそうですし、ひとり2次会(3次会?)に行けば良かったのですが、翌朝早起き予定でしたので止めておきました。

おわりに

2日目の旅を終えて。

やはり長距離の電車移動は酒を飲みながらに限りますなー。あっという間でした。

海里では他人様のお弁当を食べていても気付かないという、我が身の頭を不安に思う出来事もありましたが、同じく酒呑みのひとり旅の方とも楽しく過ごすことができました。

秋田では正月休みのお店も多い最中、日本酒や郷土料理もいただけて寛げる良きお店に巡りあうこともできました。

 

※ブログ内の情報は旅をした2020年1月時点のものです。