2023年12月に「信州別所温泉 上松や」に宿泊しました。
アクセス
旅館までは、別所温泉駅から徒歩で11分の距離。
土日は電車の到着に合わせて無料のシャトルバスが利用でき、平日は旅館に連絡すれば送迎をしてくれます。
私はブラブラと寄り道しながら徒歩で向かいました。うっすら坂を上がります。
すぐ近くには酒屋さんがあり、当然のごとく立ち寄りしつつ。
旅館の目の前には共同浴場の大師湯と石湯があり、滞在中の外湯巡りにも便利な場所です。
チェックイン可能の15時には旅館に到着しました。
入ってすぐに目に付いたのはウェルカムドリンク。信州産りんごジュースにホットアップルティー、日本酒やワインもあります。なんと、15時~20時まで飲み放題!
生ビールは有料ですが、お風呂上りにいただきました。
翌日は7時半~11時までホットコーヒーがサービスで提供されていました。
売店もチェックしておきます。軽井沢ビールや信州地酒の小瓶も冷えています。
旅館の出入り口付近には草履が置いてあり、共同浴場に行く際に借りることができました。
チェックイン後、部屋に向かいます。
エレベーター内の張り紙に、露天風呂ビールの文字が!
旅館の公式サイトにはコロナ渦によりサービス中止と書いてあったのですが、飲めるかも!?
部屋
私が宿泊したのは、別館7階の客室でした。
フロントからは本館の5階でエレベーターを乗り換える必要がありますが、一番行き来する大浴場は5階にありましたので、さほど不便さは感じませんでした。
いざ、入室。
右側の扉はトイレ、左側の扉には洗面台がありました。
洗面台の横にある扉を開けるとシャワーと浴槽がありましたが、大浴場があるので利用しませんでした。
冷蔵庫は客室出入り口のドアを開けたすぐ横にありました。
シールに名前を記入してスリッパに貼っておくことができます。大浴場ならクリップがありますが、食事の会場でスリッパを脱がなきゃならない時があると分からなくなることがあります、自分が。これなら間違うこともありませんね。
和室8畳の広さの部屋です。
急須が二つも置いてありました。お着き菓子が二種類も。
「虫が侵入するため窓は開けないでください」と張り紙がありましたので、開けません。
ガムテープが置いてあるのを見ると、カメムシが出るのかもと不安になりましたが、遭遇しませんでした。虫は苦手です。
浴衣は大中小と、大きさの違うものがあらかじめ客室に置いてありました。
夕食から戻ると、この位置に布団が敷かれていました。
風呂
二種類の大浴場があり、15:00~23:00、23:15~10:00で男女入替制となっていました。
貸切風呂もありますが、私は利用しませんでした。
PH8.0〜9.0の弱アルカリ性単純硫化泉の源泉をそのまま掛け流している大浴場だそう。
ほんのりと硫黄の香りもしていました。
大浴場がある目の前の場所には、湯上処があります。
こちらでは、味噌スープがいただけました。
大浴場ろくもん
15時~23時の時間帯は、女性用の大浴場はろくもんでした。
チェックイン後すぐに入りに行くつもりでしたが、混雑しているようでしたので時間をずらします。
混雑状況は客室にあるQRコードを読み込むとわかるので便利でした。
17時少し前くらいに入りに来た時は数名の方が、出る頃には一人になっていました。
内風呂は広々としています。
外には一人用の露天風呂もありました。
タイミングを見計らって一人用にも入浴しました。屋根が付いていないので、雨が降っている時はかかってしまいそうです。
大きめの露天風呂にも入ります。ここに張り紙がありました。
エレベーター内で見かけた張り紙、露天風呂ビールです。
露天風呂への出入り口付近に電話があり、内線で連絡をすると女性スタッフの方が露天風呂までビールを届けてくれました。裸で受け取ります。
ほろよいサイズをお願いすると、キリン350mlの缶ビールでした。
飲んでいるのは私だけ…。
どうせ風呂上りにも飲むのであればそこまでして飲まなくても、と思われそうですがせっかくですもの。
大浴場ろくもんの2階にある湯休み処には、マッサージチェアが2台置かれていました。
気持ち良かったです。
大浴場ななくり
男女が入れ替わった直後の23時半頃と、翌朝は朝食前と朝食後に入りに行きました。
チェックアウトが11時でしたので、朝食後の9時過ぎにも入りにきたのですが誰とも会わずに堪能できました。
こちらの内風呂も広々と。壁のタイルがかわいいです。
露天風呂からは別所温泉街が一望できます。
誰もこない間は、露天風呂と一人用の八角風呂に交互に入浴していました。
10時のチェックアウト時は、朝食後はバタバタするので温泉に入らないことも多いのですが、11時のチェックアウトはゆったりできるので良いですね。
大浴場ななくりの2階にも湯休み処がありましたが、残念ながらマッサージチェアはありませんでした。
夕食
夕食は18時から、指定された食事会場へ行きます。
準備されていたお料理です。
お品書きです。
お料理グレードアッププランで予約していました。
食前酢と信州産野菜のベジブロス。スープの横に添えられている里芋のチップを乗せていただきます。
前菜が色鮮やかで綺麗です。綺麗だけではなく味付けも美味しいです。
いただいたアルコールは、信州産の白ワインをグラスで。
お次は地酒の飲み比べセットです。
お造りは信州サーモンと信州産岩魚。透明な液体はお醤油でした。
煮物は、信州産豚肉のきのこ餡かけ。
信州産黒毛和牛サーロインの石焼、お肉は軽く炙っていただきます。薬味は柚子塩、山葵味噌、上田名物みそだれで。
野菜やきのこの盛り付けが花束みたいで可愛らしい。
信州産大岩魚の杉板焼き。
塩田産のこしひかりと、信州奏龍味噌仕立て。
そういえば、お箸が持ちやすかったので売店で購入するつもりだったのに、忘れてしまいました。
香の物は野沢菜漬け、長芋のぬか漬け、上田みどり大根しょう油漬け。
デザート三点盛りです。
信州産ふじ林檎のコンポート、アップルスノー、わらび餅。
信州産の食材を豊富に取り入れた料理を堪能できました!
朝食
朝食は7時半から、夕食とは違う食事会場でした。
準備されていたお料理です。
わかりやすいメニューまでありました。
ご飯やお味噌汁、サラダはセルフです。
どれから箸をつけようか迷います。とくに、枝豆真丈入りの手作り豆腐が美味しい。
小鍋の中身は、しめじとネギが入ったそばスープです。馬肉の時雨煮と信州そばを混ぜていただきます。
銀鮭の奏龍味噌幽庵笹蒸し焼きは、ご飯が進みます。
具だくさんのお味噌汁も美味しい。デザートのりんごプリンまでいただきました。
食後は、ロビーにあるコーヒーをいただきました。
おわりに
別所温泉は初めて訪れました。一人旅歓迎の宿と謳うだけあり、一人泊の宿泊プランも豊富にあります。日程があえば、値段が同じだけど多少広いレディースルームに宿泊してみたかったのですが、カジュアル和室でも十分寛げました。
別所温泉街の共同浴場にも近く、滞在中の外湯巡りにも便利な場所でした。
もちろん宿の源泉100%のかけ流しの温泉にも満足です。何度入りに行ったことか。
チェックアウトが11時なのも魅力的、ゆっくりと寛げます。
▼「上松や」公式サイト
※ブログ内の情報は宿泊した2023年12月時点のものです。