2020年10月に長野へ旅した時の記録です。
【2日目】「一茶のこみち美湯の宿」→竜王マウンテンパーク→酒蔵→湯田中駅→信州中野駅(酒蔵)→小布施駅(酒蔵)→長野駅(夜飲み)→東京駅
- 東京から長野へ
- 善光寺近くの蕎麦屋で日本酒飲み、酒蔵へ
- ふたたび長野駅へ戻り立ち飲み
- 北信濃ワインバレー列車に乗車し湯田中駅へ
- 「一茶のこみち美湯の宿」宿泊
- 竜王マウンテンリゾートへ雲海をみに
- ギャラリー玉村本店へ
- 信州中野駅で下車、井賀屋酒造場と丸世酒造店へ
- 小布施駅で下車、枡一市村酒造場と松葉屋本店へ
- 長野駅で旅の〆め呑み
- おわりに
東京から長野へ
旅の始まりは東京駅から。
東京駅6:52発の新幹線に乗り込みます。旅の飲み始めも東京駅から、新幹線が発車する前に飲み始めます。
お馴染みの祭り弁当、ご飯は少な目アテが多め。
長野駅に到着したら蕎麦を食べたいので、これでも控えたつもりです。
お供の日本酒ザクの小瓶は前もって購入していたもの、奥には軽井沢ビールも控えています。
長野駅に到着したのが8:38。
時間があるので歩いて善光寺まで行くことにしました。
まだ早い時間帯なので、車や人通りが少なくて清々しい。
善光寺に到着したのが9:15頃。
大香炉の煙を頭に撫でてお参りした後は、お戒壇巡りへ。
前回来た時は、回廊は本当に真っ暗闇で怖くて、前に並んでいたご夫婦の服の裾をお借りしました。もちろん前もってお断りをして。勝手に服掴んでいたら犯罪者と間違われます。ただ、「極楽の錠前」に触れたかどうかは半信半疑でした。
今回はコロナ渦の影響のためか、うっすらと明かりが灯されていてスムーズに歩くことができ、触れることもできましたが、はてさて。
善光寺近くの蕎麦屋で日本酒飲み、酒蔵へ
善光寺参道にある蕎麦屋へ。朝は9時半から開いているようです。
立地がら、昼時なんかは混雑しそう。
朝食には遅く昼食には大分早い時間ですが、蕎麦をいただきました。
コシがあって美味しかったです。そして蕎麦のお供には当然、日本酒を。
蕎麦を食べ終えたら、近くにある酒蔵へ日本酒を購入しに行きました。
西之門よしのやは、売店以外には清酒の製造設備を見学できるコースもある複合施設です。
酒蔵見学にどのくらいの時間を有するのかわからなかったので、今回は売店のみにしました。
無料で試飲もできるのです。むふふ。
これだけ種類が多いと何を購入していいか迷ってしまうので、試飲ができるのはありがたい。
ノンアルコールの甘酒の瓶も売っていました。
何種類か試飲してくるとまた迷い、お味噌汁をいただいてリセット。
結果、購入したのはピンク文字の西之門純米吟醸にしました。
ふたたび長野駅へ戻り立ち飲み
長野駅まで再び歩いて戻りつつ、ほろ酔いを冷まします。
長野駅に来たら立ち寄らないわけにはいきません。
MIDORI長野の2階にある信州くらうどへ。
信州おみやげ参道”ORAHO”の一角に位置していて、信州の日本酒、ワイン、地ビール等を立ち飲みすることができます。
立ち寄った日のラインナップ。
長野県は日本酒だけでなく、ワインの種類も豊富。
ワインはこの後にたっぷりといただく予定でしたので、日本酒にします。
生シードルもいただきました。
この後はお土産ショップをウロウロ、長野のお酒も沢山売っているので見ていて楽しいです。時間が近づいてきたので長野電鉄乗り場へ移動します。
北信濃ワインバレー列車に乗車し湯田中駅へ
特急車両「ゆけむり」を使用し、各駅停車と同じくらいの運転時間でゆっくりと走行する「ゆけむりのんびり号」の一部がワインバレー列車となっています。
長野電鉄 長野駅13:06出発のワインバレー列車に乗り込みます。
ワインバレー列車の車両はボックス席となっていて、真ん中にテーブルがありました。
他のグループとは相席になることはありませんが、一人参加の場合は料金が千円プラスとなります。それでも気兼ねなく飲めるのはうれしい。
車両の中央あたりにワインカウンターがあり、飲み放題のワインが準備されていました。
ワインは長野電鉄沿線のワイナリーから。
楠ワイナリー、たかやしろファーム、サンクゼール、カンティーナリエゾーより7種類のワインが飲み放題です!
ワインに合わせるおつまみは、その名も「のんびり弁当」。
信州産の食材を使用した赤白どちらにも合わせやすいおつまみが入っていました。
長野駅を出発してからはビュースポットでもある村山橋で少々停車。全国的にもめずらしい鉄道との併用橋だそうです。橋の上からは千曲川と山々の景色が見えます。
ひたすらワインを飲みながらボーっと雄大な景色を眺めていましたので、ビュースポットの画像があまり残っておりませんでした。
途中、小布施駅でも停車時間がありましたが、私はひたすらワインを飲んでおりました。呑み鉄はサイコーです。
車内にはお手洗いは付いていませんので、利用する場合は小布施駅で。
終点の湯田中駅には14:15に到着しました。楽しい時間はあっという間です。
▼北信濃ワインバレー列車の予約はこちら
「一茶のこみち美湯の宿」宿泊
チェックイン時間にはまだ早いのですが、湯田中駅から歩いて旅館まで向かいます。
旅館で荷物を預かってもらい、再び湯田中駅へ戻ります。
竜王マウンテンリゾートへ行って夕日と雲海を見に行く予定でした。
ロープウェイまでのシャトルバスの時間が15:20、まだ時間があったので湯田中駅近くにある足湯で時間つぶし。
これがまた気持ち良くて。。。
この日は早起きし出発の新幹線から飲み続け、ワイン列車でもたらふくワインを飲んできたもので、少しウトウトしてしまったようでして…
ハッと気づけばシャトルバスの時間は過ぎていました。ああ、やってしまった!
この後の時間だと戻ってくるのがかなり遅くなってしまうので、夕日は諦め予定変更とし、翌日に行くことに。トボトボと旅館へ戻りチェックインです。
▼宿泊した時のブログ記事はこちら。
竜王マウンテンリゾートへ雲海をみに
翌朝は湯田中駅前9:50発のバスに間に合うように旅館をチェックアウトしました。
無事バスに乗り込み、ロープウェイ乗り場まで約25分。
念のために湯田中駅に戻るバスの時刻を確認して、ロープウェイ乗り場へ。
ロープウェイは20分間隔で運行されていて、山頂駅までは約10分間の空中散歩です。
このロープウェイは世界最大級166人乗りだそう。
ロープウェイを降りたところに見える建物がソラテラスカフェ。
カフェに入る前に、周りを探索します。
雲海に遭遇できるのは夕方が狙い目らしいです。なので前日のワイン列車で到着後に夕日と共に見る予定を組んでいたのですが…
まぁ、朝でも来てみて良かったです。混雑していないし朝の空気は気持ちいいです。
体が冷えてきたのでソラテスカフェへ。
冷えた身体に朝からビールが染み渡ります。雲海を見ながら外ではホットコーヒーをいただきました。トイレが近くなりそうな組み合わせです。
ロープウェイに乗り、11:50発のパスで湯田中駅まで戻りました。
ギャラリー玉村本店へ
湯田中駅から宿泊した旅館を通り過ぎ、ギャラリー玉村本店へ向かいます。
どうせなら宿泊した日に行ければ良かったのですが、玉村本店が定休日だったので翌日に行くことにしたのです。行かない選択肢はありませんでした。
旅館では翌朝、荷物を預かっていただき助かりました。
ギャラリー玉村本店までの道のりは、距離もありますが何気にうっすら上り坂なのです。
酒の為ならこのくらいの坂道へっちゃらといえど、荷物があれば別問題。
玉村本店は日本酒「縁喜」と志賀高原ビールの蔵元です。
前日に旅館でもたくさんいただきました。
ギャラリー玉村本店は、約150年前に建築された酒蔵の一部を改良しアートギャラリーとして再生、歴代当主のコレクションを展示しているそうです。展示している作品のほとんどは酒が縁で当地を訪れた作家のものだそう。
2階から下を見下ろした空間。
1階には日本酒や志賀高原ビール、グッズ等が販売されています。
私の目的はもちろんお酒の購入です。志賀高原ビールと、日本酒は長野の山恵錦という酒米で醸されたうすにごりを購入しました。
そしてこちらでは、樽生ビールがテイクアウトできます。
ギャラリー玉村本店から徒歩15分程離れた場所には直営のレストランがあるそうですが、う~む電車の時間を考えると寄り道できず。
ビールを飲みながら来た道を戻り湯田中駅へ。
信州中野駅で下車、井賀屋酒造場と丸世酒造店へ
次なる目的も酒蔵です。
湯田中駅から信州中野駅までは、普通列車でちょうどいい時間帯がなくて特急で移動しました。
乗車した電車の時間は失念しましたが、信州中野駅に到着したのは14:15くらい。
ここには私の好きな日本酒蔵があるので寄ってみたかったのです。
最寄りは中野松川駅の方が近いですが、特急は止まらず。
でも、信州中野駅からも歩いて行けます。
到着!岩清水を醸す井賀屋酒造場です。
岩清水の純米酒は全て無濾過生原酒。アルコール度数が低めですが、原酒なのでしっかりとした味わいなのです。酸とうまみにこだわりを持ち、和食のみならず洋食や中華など様々なお料理とも愉しめるように造っているそう。
ワイングラスで試飲させていただきました。
どれもそれぞれ美味しいのですよ。酸にも特徴がありますね。
料理とのペアリングを意識しているそうですが、単体でも味わえます。
日本酒を飲みなれていない方にも飲みやすい味わいかと個人的には思います。
結果、試飲した全てを購入。流石に持ち帰れないので配送をお願いしたのですが、あろうことかメモに自分の名前を記入するのを忘れて去ってしまいました。。。
電話をいただき事なきを得ましたが、お手数をお掛けしました。
当初の目当てであった井賀屋酒造場からほど近くに、丸世酒造店がありましたので立ち寄ることにしました。
もち米四段仕込って初めて聞きました。
通常の三段仕込みで仕込んだ後に、四回目として蒸したもち米を加えるそうで、戦前まで多くの酒蔵が行ってきた日本古来の醸造方法だそうです。
銘柄は「勢正宗」、私はお初にお目にかかる日本酒でした。
購入したのはSUMMER CARPの火入れ。甘くて芳醇なのですがキレがあるので飲み飽きない。お燗にしても旨かったです。もう一本別銘柄を購入してくれば良かったと後悔しましたが、取り扱いのある酒屋を見つけて購入できました。
小布施駅で下車、枡一市村酒造場と松葉屋本店へ
信州中野駅15:28の電車に乗り、小布施駅で下車したのが15:41。
小布施ワイナリーにも寄りたかったのですが、営業時間が16時まで。駅からは20分くらい歩くので今回は諦めました。前回訪問した時には有料ですがワインの試飲ができたのです。また行きたかったなー。
前日に予定通り行動できていれば寄り道できたのですが。足湯で眠りこけてしまった自分が悪い。
小布施駅からはまず、桝一市村酒造場を目指します。
こちらでは、日本酒の販売だけではなく有料で試飲ができる一角もあるのです。
前回(2016年)来た時は、日本酒を購入しただけでした。
このカウンターを手盃台(てっぱだい)というそうで、手盃とは、量り売り直飲みのことだそうです。
手盃酒いただきましょう。アテはひたし豆にしました。
いただいたのは、にごり酒「ろく」と「スクウェア・ワン」
にごり酒って甘口のイメージですが、ろくのにごり酒は辛口ですっきりめ。
お燗にしても旨そうです。
続いて向かったのは、松葉屋本店。
創業は江戸時代、明治初期に小布施に移転し現在の酒蔵の歴史は200年以上だそう。
代表銘柄は「北信流」と「本吉乃川」。
こじんまりとした空間に北信流が綺麗に陳列されています。
レジ横のカウンターでは試飲もできました。
おっと、営業終了時間まで20分しかない。電車の時間も迫っているのでゆっくり選んではいられません。
以前に小布施に来た時にも立ち寄り、初めて知った日本酒でした。けっこうコクがありしっかりした味わいに感じました。
今回は、季節もののひやおろしを購入しました。
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長野駅で旅の〆め呑み
小布施駅16:52の電車に乗り長野駅に到着したのが17:27。
そういえば朝ごはん以降は酒飲むばかりで、ロクに物を食べていませんでした。
長野駅ビルにある蕎麦屋で夜飲みとします。
日本酒は信州亀齢から。好きなんですよねー。
アテは焼きみそと酒肴盛り合わせ。
当然日本酒一杯では終わることはできず、二杯目は夜明け前をオーダー。
〆のお蕎麦をいただき満足です。
長野駅ラストの駆け込み酒は、前日長野駅に到着した時にも立ち寄った信州くらうどへ。
土産物を購入した後に新幹線の時間まで立ち飲みしたのは、長野のワインと日本酒です。日本酒は行きに飲んだ時と同じものをオーダーしていたようで。
あー、いやされます。この空間は無くならないでほしいなー。
長野駅19:08の新幹線に乗り込み、東京駅着が20:52。
新幹線でも飲んでいたかー。
東京駅でも飲んでいたかー。
おわりに
ブログを書くのに過去の画像を眺めていると、また行きたくなってきました。
ワインバレー列車にもまた乗りたいですし、寄りたい酒蔵やワイナリーも長野は多いですね。
小布施駅でも当初はもう少し滞在する予定でしたが、前日の足湯でのうたた寝が原因で予定が狂いました。飲み過ぎには注意ですわ。でも楽しかったー!
※ブログ内の情報は旅をした2020年10月時点のものです。