酒が道ヅレひとり旅

旅先での愉しみは酒と食、温泉があればなお良し。

*当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

静かにゆったりと、瀬波温泉の老舗旅館「椿の宿 吉田や」宿泊記

2023年10月に新潟県村上市にある瀬波温泉の旅館「椿の宿 吉田や」に宿泊しました。

 

創業は1907年、木造3階建て全室15部屋のこじんまりとした老舗旅館です。

(明るい時間帯に旅館の写真を撮り忘れました。)

ちなみに瀬波温泉は、1904年に石油掘削中に熱湯が噴出したのが始まりだそうです。

「椿の宿 吉田や」までのアクセス

村上駅から旅館まで送迎バスがあります。

私は村上でランチしたり酒蔵に寄ったりした後、村上駅から電話をして迎えにきていただきました。

村上駅から旅館までは車で10分ほどの距離です。

旅館から瀬波海岸までは徒歩6分くらいのようですが、部屋から海は見えません。

早めに到着して海岸を散策も良いですね、私は時間がなくて出来ませんでした。

入り口の左手にはフロントがあり、正面には椿の書が。

旅館の名前にも入っている椿ですが、まだ時期ではないのか花は咲いていませんでした。

お土産品も少し置いてありました。

宿泊した部屋

客室は2階と3階にあります。

私が宿泊した部屋は2階でした。

部屋の広さは十畳だったでしょうか。

一人には十分な広さです。

夕食後には手前のスペースに布団が敷かれました。

テーブルには温泉饅頭。

ふと気付くとハッピーアワーの文字が!きゃーっ

チェックインは16時を過ぎていたので、慌てて生ビールを注文しました。

テレビと反対側の壁には、ポットやお茶のセットと空の冷蔵庫があります。

お茶は地元の村上茶、村上市は北限の茶処だそうです。村上茶の特徴は渋みが少なくまろやかな味わい。

部屋の奥にある扉を開くと、左手には洗面台。

右手の扉はトイレです。

ドライヤーは二種類置いてありました。

正面の扉にはお風呂があります。

源泉かけ流し温泉が付いている部屋です。

浴槽はすでにお湯がいっぱい。

チェックイン予定の時刻に合わせて温泉をだしてくれていたようです。

温度が高めなので、このようにちょろちょろと。

入る頃にはまだ若干熱めですが、入浴はできる湯加減となっていました。

なるべくなら加水せずに温泉を愉しみたいですものね。

大浴場と2個所の貸切風呂にも入りましたが、せっかく温泉付きの部屋に泊まったことですしと、翌朝もチェックアウトまで存分に湯浴みを愉しみました。

大浴場

大浴場は1階にあります。

入浴時間は、チェックインから翌朝9時までと夜通し。

日帰りもやっていて12時~20時まで。

夕食前に入りに行きました。

自販機もこのフロアにあります。アルコール類はないようですね。

夜中にもう一度のぞいてみると、綺麗にお掃除されていました。

画像:吉田や公式サイトより

大浴場の湯口からは温泉がジャバジャバと掛け流されています。

触ってみるとちょうど良い湯加減、部屋のお風呂の湯口は熱くて触れないのに。

大浴場の浴槽は熱交換機システムで、75℃の温泉を下げて掛け流しているようです。

画像:吉田や公式サイトより

露天風呂もあります。こちらもジャバジャバと掛け流し。

夏場など極端に浴槽温度が上昇した場合には加水されることもあるようです。

たしかに!

大浴場はちょっと滑りやすかったのです。なので夜中に覗きに行った時は誰もいなかったのですが、飲んだ後ということもあり入浴は止めておきました。

貸切風呂

2階のフロアには二つの貸切風呂があり、予約は不要で空いていれば自由に入れます。

檜の湯 露天風呂

露天風呂のほうが人気のようかしら。

私が宿泊した日は、露天風呂が使用されていることのほうが多かったです。

入り口ドアを開けると、左手には脱衣カゴが置いてありすぐに浴槽が見えます。

シャワーは一つ。

温泉分析表。

檜の浴槽の大きさは2人が入ればいっぱいでしょうか。

大浴場と同様、湯口からは温泉がジャバジャバと掛け流されていました。

屋根が付いているので雨が降っていても大丈夫そうです。

でも真冬にここで身体を洗うのは寒そうですね。

椿の湯 家族風呂

もう一つの貸切風呂へ。

洗面台がありまして、脱衣所も広め。

シャワーは三か所ありました。

家族風呂というだけあり、大浴場ほどではないですが浴槽も広々としています。

こちらも湯口からは適温の温泉がジャバジャバと。

大浴場と同じく熱交換機で適温にされて掛け流されているようです。

夕食

食事は朝夕ともに部屋食です。

夕食の時間は18時半からでした。

スタッフの方が手際よく丁寧に料理を並べていきます。

この後もまだまだ料理が続く。

先付け色々と、もずくとはらこ。

お品書きがないので聞いたりもしたのだが、メモを取ったり取らなかったり。

ふんふん美味しいわーで忘れてしまいました。

炊き合わせとズワイガニ。蟹で結構お腹がふくれていきます。

お刺身の盛り合わせと豚しゃぶ。お刺身美味しかったなー。

ビールは夕食前に飲んでいたので、日本酒からオーダーです。

〆張鶴の飲み比べセットで、花は普通酒、純は純米吟醸酒、吟撰は吟醸酒。

今回の旅で宮尾酒造にも行きたかったのだが、時間的に行けずに断念。

少し村上駅から距離があるのよね。

のどぐろと、鯛の酒蒸し。

豪華だわ~、結構お腹がいっぱいになってきたわ~。

お酒のお代わりは、〆張鶴の梅酒ソーダと大洋酒造の純米酒。

ここへ揚げ物が登場し、思わずまだお料理があるんですか!?と尋ねてしまいました。

なんせお品書きが無いもので先行きわからぬ不安が...。

あと一品とご飯とお椀とデザートです、と登場した茄子のそぼろ餡。

少し油っこく感じてしまいました。苦しーっ!

さすがにご飯は遠慮すると、おにぎりを夜食にお出しすることもできますよ、と。

ちょっと悩みましたが、止めておきました。

酒は別腹といいますが(いわない?)、日本酒までも翌朝に持ち越しです。

美味しかったのですが、全てを食べきれず。

食事ボリュームアップのプランでは無かったはずなのですが、かなり量が多かったです。

朝食

朝食は8時からでお願いしていました。

朝食も部屋食なので、きっと布団をあげにくるでしょう。

15分くらい前かしら、と考えていたら40分も前でした!

温泉出たばかりで身支度中、バタバタと。

広いお部屋や洋室ならいいのですが、布団の片づけが必要となるなら朝食は会場食のほうが良いかもと個人的には思いました。

朝食も一品づつ丁寧に並べてくれます。

ご飯は岩船産のコシヒカリ、焼き魚はカレイです。

小鍋は湯豆腐、お刺身もあることですし、夕食時の残りの日本酒も朝からいただくことに。

おわりに

部屋数が少ないこともありますが、静かにゆったりと過ごすことができました。

部屋食で、源泉かけ流しのお風呂が付いていて、一人泊ができて2万円台。

さらに、じゃらんのクーポンやポイントを使いお得に宿泊ができました。

翌朝に散歩に出ようかとも考えていたのですが、温泉が気持ちよくって外に出るのが億劫に。そのくらい居心地よい旅館でした。

 

▼椿の宿 吉田や公式サイト

www.tyy.jp

※ブログ内の情報は宿泊した2023年10月時点のものです。