酒が道ヅレひとり旅

旅先での愉しみは酒と食、温泉があればなお良し。

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目の温泉として知られる秘湯の宿「貝掛温泉」宿泊記

2022年6月に「貝掛温泉」に宿泊しました。

アクセス

最寄り駅はJR越後湯沢駅になります。

越後湯沢駅東口より13:10発の路線バスに乗車し、貝掛温泉入り口のバス停で下車します。乗車時間は25分程。

事前に乗車する路線バスの時間を連絡しておくと、貝掛温泉のバス停から宿の送迎車が迎えに来てくれます。

乗車時間は5分程なので、冬季以外なら歩いても行けそう。

清津川にかかる貝掛橋を渡ると一軒宿が見えてきました。

「日本秘湯を守る会」の宿でもありますが、比較的アクセスはいい方です。

チェックインの開始時間は14時から。

少し早い時間の到着となりましたが、チェックインの手続きを済ますことができました。

メグスリノキのお茶をいただきながら案内を待ちます。

フロント横には売店があり地酒も販売されています。

翌朝は9:40発に間に合う送迎バスで宿を出発しました。

部屋

予約していたのは一人旅応援プラン。

一人だとなかなか予約が取りにくく、部屋のタイプは選べませんでした。

本館と玄関棟からなる木造2階建ての建物で、離れもあるようです。

案内されたのは本館1階の「越路」という部屋でした。

踏込み右手に洗面台とトイレも付いています。

部屋にドライヤーが無かったのでフロントに確認すると持ってきてくれました。

本間は畳敷きの和室にシングルベッドが2台置かれています。

広縁もあり一人には広い部屋でした。

ベッドの前にテレビや扇風機など。

その横にクローゼットがあり、浴衣やタオル類、湯カゴが置いてあります。

冷蔵庫は小さいですがお酒を入れることは出来ました。

電気ポットにお茶セットもあります。

窓の外の景色は渡り廊下が見えます。

向こうからも部屋の中が見えてしまいそうなので着替える時は注意が必要ですね。

テーブルの上には冷水の入ったポットと、お茶請けが2種類も。

椅子の後ろ側に金庫とタオル掛け、暖房器具が置いてありました。

少し休憩してから温泉へ。

風呂

大浴場の近くには、16時以降にメグスリノキのお茶が用意されていました。

ほのかな苦みが疲れた目を癒してくれるそうです。

湯上りに休憩できるスペースもありました。

大浴場は男女1ケ所ずつ、19時~19時半の間に清掃・男女入れ替えとなります。

清掃時間以外は夜通し利用できるようですが、深夜0時~4時は浴槽の加温を停止するようです。(シャワーは適温)

大浴場の案内図

チェックイン後から19時までは、右側が女性、左側が男性です。

両浴室とも、内風呂は源泉かけ流し37℃の浴槽と42℃に加温されている浴槽があります。

右側浴室の露天風呂は小さいのが一つだけ。

左側浴室の露天風呂は、大きいのと小さいのが一つずつありました。

チェックイン後は右側の浴室へ。

脱衣所には宿泊者用の部屋の鍵を入れるボックスがありました。

チェックイン後に入りに行った時は数名の方が入浴中。

極上のぬる湯が気持ち良すぎです。

皆さん静かに自分の世界に浸っておられました。

洗い場は5か所ありました。

大きめの浴槽が源泉かけ流しで37℃のぬる湯です。小さめの浴槽が加温されています。

露天風呂の大きさは小さめで加温されている湯でした。

そしてまた内湯に戻りぬる湯へ浸かります。これが気持ちよくて少しウトウトと…

2時間近く入り浸っていたようです。

夕食を早く済ませ、男女入れ替え前にも入りにきましたがこの時は誰とも遭遇しませんでした。

 

男女入れ替え後のもう一つの大浴場には、寝る前と翌朝に入りました。

翌朝は5時に起きて1時間ほど入浴していましたが、誰とも遭遇せず。

こちらの内風呂にも加温されている浴槽と源泉温度のままの浴槽があります。

続いて、露天風呂へ。

こちらの露天風呂は大きくて源泉かけ流しのぬる湯です。

朝早い時間帯は人には遭遇しませんでしたが、大きな蜂に遭遇、しばらくジッとしていたらどこかにいきましたが。

緑に囲まれている露天風呂ですし、虫が苦手な方は暑い時期は避けたほうがいいのでしょうね。

奥にもう一つ小さめの露天風呂があり、こちらは加温されているようです。

露天風呂でも交互浴が愉しめます。

源泉小屋からは源泉がジャバジャバと。

忘れておりましたが、目の湯治です。

正しい目の洗い方にならって、ぬる湯の湯口からすくい目も洗いました。

館内に飾ってあった目玉おやじ

食事

夕食の開始時間は17時半か18時から選びます。

17時半だと窓側の席に案内ができるとのことでしたので、早い時間でお願いしました。

1階の食事処でいただきます。

食事処の入り口には新潟の地酒の瓶が沢山並んでいました。

窓側の席です。17時半開始の方が空いているかもしれません。

早く食べ終えたら、男女入れ替え前にもう一度温泉に入りに行く予定でした。

席に案内された時に準備されていた食事です。

この日の献立。

椎茸、人参、身欠き鰊などの田舎煮、小松菜とこごみの塩昆布和え、わらび神楽南蛮味噌かけ、お刺身は美雪鱒とブリです。

岩魚の塩焼きはいい焼き色が付いています。

新潟のブランド妻有豚の出汁しゃぶ、ついでにビールもいただきます。

日本酒は利き酒セットから、南魚沼地酒三昧をいただきました。

利き酒セットは4種類あります。セット以外にも日本酒のメニューは豊富でした。

貝掛名物の薬膳玄米粥です。

古来より眼の湯治には肝臓、脾臓の治療からとな…

酒好きの私、日頃から肝臓を酷使しているのでしっかりといただかなくては。

胡麻を擦ったら、すり鉢の中に玄米粥を入れて混ぜていただきます。

翌朝にも食べたいくらい、美味しかったです。

地鶏の鍬焼きは白米にも合いそうな味付けですが、もうお腹がいっぱいでしたので白米は辞退しました。

夜中にお腹が空くだろうな…

案の定、温泉後にはお腹が空いていて、部屋で日本酒を飲んでいました。

デザートはコシヒカリアイスに柿の種がちょこんと。

 

朝食の開始時間は8時から。

8時に南魚沼産コシヒカリが炊き上がるそうです。

夕食の時と同じ席でいただきます。

炊き立てのご飯とお味噌汁以外には、とろろ、温泉卵、卯の花、サラダ、麩の煮物、漬物、ヨーグルト。

のどぐろの干物は軽く炙っていただきます。

焼きたての栃尾揚げも登場、朝から日本酒が飲みたくなります。

夕食時に食べなかった分、炊き立ての美味しいご飯をおかわりしてしまいました。

おわりに

秘湯の宿だと、たいがい何時間も路線バスに揺られることが多いのですが、首都圏から比較的アクセスしやすい宿だと思います。

ぬる湯が極上に気持ちよくて本当に癒されました。

今度は雪の時期にもぬる湯に入りにきてみたいです。

米処・酒処の地域でもあり、食事では美味しいお米や地の食材が食べられるし、なんといっても地酒も豊富。

人気の宿で、特に一人泊だとなかなか予約がとりにくいのが難点でしょうか。

 

▼「貝掛温泉」の公式サイト

kaikake.jp

※ブログ内の情報は宿泊した2022年6月時点のものです。